サクラサクのリフォーム建築事例
今回は尾道市の歴史ある斜面地での工事でした。
尾道市の斜面地といえば千光寺など多くの社寺や民家が立ち並ぶ、細街路が続く「坂のまち」です。
独特の雰囲気を醸し出す最高のロケーション。
そんな斜面地の線路沿いに建つ、築70年程の民家が今回の物件でした。
今回の工事を依頼してくれたのは尾道市のデザイン事務所、カメレンワークスさん。
この建物をデザイン事務所+店舗(活版印刷、雑貨)にしたいという内容でした。
「作品だと思って、造り上げてほしい」という要望に、全力で立ち向かいました。
打ち合わせを重ね、イメージを膨らませ、いざ着工!
最初に待ち受けていたのが解体工事でした。
車が入らない地域なので、結構な重労働でした。
天井を落としてみると、味のある丸太梁が。
経年の歴史を感じますね!
解体の後は、補強にかかりました。
70年の中で増築等もされており、複雑な構造になっている部分もありました。
柱や土台、梁の補強、柱が劣化した部分の入れ替えや追加など重要な作業です。
サクラサクの棟梁、二男浩之の腕が鳴ります!
化粧柱にはこんな丸太も。
補強が終わると、下地工事、内部仕上げ工事へ。
内壁の仕上げは珪藻土の塗り壁で!
カメレオンワークスさんのアイデアで、塗り壁体験イベントを開き、みんなで楽しく左官工事をしました!
壁によってそれぞれの個性がでる、いい感じの仕上がりになりました!
二階の勾配天井部分の仕上げには、杉の木の皮を!
味のある梁との相性も抜群で、独特の世界観を演出してくれます!
床の仕上げには、今回の解体で出た木材を再加工したものを採用。
樹種も大きさもバラバラな無垢フロア。
バランスを考えながら貼っていく作業は難しく、気合いの入る作業でした。
その他にも床仕上げとして、表情豊かな杉板を。
はっきりとした木目が、強い質感になりました。
サクラサク×てっちゃんの共同開発の電灯スイッチ。
レトロなのに新しい、削りだしの木製カバーとの相性も抜群です!
二階のロフトへ上がるためのボルダリングなんかもあったり!
外壁は、向島の宮本本店さん×左官のカイルの手で見事な瀬戸漆喰仕上げに!!
そして無事完成へとたどり着けました!
多くの方と力を合わせ、無事竣工できたことはサクラサクにとって大きな一歩でした。
ご協力いただいたみなさん、本当にありがとうございました!
そして楽しみながら、さまざまな提案にチャレンジさせてくれたカメレオンワークスさん、ありがとう!
みなさん、尾道に来られる際は、ぜひカメレンワークス&活版カムパネルラへ!
楽しい空間が待ってますよ!